コード日進月歩

しんくうの技術的な小話、メモ、つれづれ、など

ISO25000シリーズで定める3つの品質モデルの概要をざっくりまとめる

品質の話をまとめているのでそのついでに書くメモレベルの日記

出典

JIS X 25010:2013 システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)−システム及びソフトウェア品質モデル

ISO25000シリーズの品質モデルとは

大きく、「利用時の品質モデル」と「製品品質モデル」の2つに分かれる

利用時の品質モデル

利用時の品質モデルは,特定の利用者が特定の利用状況において,有効性,効率性,リスク回避性及び満足性に関して特定の目標を達成するためのニーズを満たすために,製品又はシステムを利用できる度合いのことである

とあるように、開発者ではない利用者側の品質に着目したものであることがわかる

製品品質モデル

製品品質モデルは,システム及び/又はソフトウェア製品の品質特徴を,機能適合性,性能効率性,互換性,使用性,信頼性,セキュリティ,保守性及び移植性の八つの特性に分類している。各特性は,関連する副特性の集合から構成されている

8つの内訳は参考リンクを参考にして頂きたいのですが、こちらに関しては俗に言う非機能要件的な部分の話が多い。ただ「性能効率性」などはパフォーマンステストだし、使用性はアクセシビリティとかも入るし、信頼性・セキュリティに関しては文字通りの意味だしと結構品質という言葉がサポートする範囲が広い

データ品質モデル

データ品質品質モデルは,製品品質モデルを補完している。

とあるように製品品質モデルの補遺的なものとして、データ品質モデルがある。

製品品質からよりぬきでデータに関しての作りに対して焦点をあてたのがデータ品質モデル。項目の表が面白くデータに関して回復性などを定めている。

参考リンク