コード日進月歩

しんくうの技術的な小話、メモ、つれづれ、など

変えられること変えられないことを度合いとして仕分けする『ニーバーの仕分け』をざっくりまとめる

問題解決大全より引用。開発現場風にアレンジ。

「ニーバーの仕分け」とは

ニーバーの祈りの一節にこのようなものがある

神よ、変えることのできないものを静穏に受け入れる力を与えてください。 変えるべきものを変える勇気を、 そして、変えられないものと変えるべきものを区別する賢さを与えて下さい。`

ここから転じて、問題を分けて考え可変度の度合いを振り分ける。

可変度の低いものはなにかアクションを起こすのが難しいので受け入れ、可変度が高いものから取り組んでいく、という問題の分割法。

効果

  • 漠然とした課題などが与えられたときに「可変度」という軸で分解することで取り組む指針とすることができる
  • 「変えることができる」というのは何かしらアクションを起こすことが可能であるということなので、問題の切り分けとしても効果がある

注意点

  • 変えやすさの度合いは状況によって変わるので、軸がぶれないように考えることが必要となる

開発においてどう考えるか

  • 要件から仕様に起こす際にこれらの考え方は効力を発揮しそう
    • 可変度が高い事象は実装においても選択肢があるが、低い事象はただただやらねばいけないものなので、逆に議論することもなく先行して取り組む事ができる、など。

参考リンク