コード日進月歩

しんくうの技術的な小話、メモ、つれづれ、など

クライアントとサーバに分かれていたアプリケーションの経緯とIsomorphicの話がわかるスライド『Isomorphic Survival Guide』

スライド回顧録です。

speakerdeck.com

「DevLOVE201 越境ジャーニー」 のときに紹介されていたスライド。サーバーとクライアントで同じプログラミングコードを書いて一定化させる「Isomprphic」の話のスライドです。

このスライドはIsomorphicの話としてもわかりやすいのですが、そこの経緯を示したクラサバモデルの歴史がわかりやすく時系列順に書かれているのでインターネット勃興以前のシステムが垣間見えるのがこの資料のよいところです。

この前の多層アーキテクチャが生まれた利点を考える - コード日進月歩 を書く際に多層アーキテクチャのことを調べたのですが、資料としてインターネットがあることが前提なのかそうではないのかが分かりづらく、抽象的な話が多かったので把握がしにくかったのですが、この資料の存在がわかりやすく時系列に出してくれていたので他の資料の内容がすっと理解できました。

付録Cもそうですが、時系列で説明してくれるものはこういう技術に注目がいった経緯がわかるので、過去を知らないものとしては何故出来たのかをスムーズに知る手立てになるのでとてもありがたいです。

Isomorphicという言葉と概念は最近耳にしなくなりましたが、node.jsでコードを統一する、C#やKotlinでアプリとサーバのコードを揃えるという概念は今もそこかしこにあるので、ある意味一般化して強調しなくてもいい話になったのかな、とも思います。

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