Railsでマイクロサービス的なことをやり始めざるを得ない状況になりつつあるので、知見収集として Microservices Meetup vol.9 (FiNC App & Frontend) - connpass に行ってきたメモ
各発表の感想
マイクロサービスとクライアント:理想と現実の狭間で
https://t.co/9vKUZk5HeU 今日のウェルカムトークの資料です #microserv
— qsona (@qsona) October 30, 2018
感想
- ウェルカムトークといいながらも、内容濃いめにFiNC社がやってきたことをざらっと紹介。
- キャンペーンに応じてアプリのビルドが異なるものにどう対応していたのだろうと思ったけどなるほどという舵切り
- あと普通に画面の情報がゴリゴリ必要なチュートリアルの部分をAPIで持つってどういう概念なんだろうって思った。
関連リンク
クライアントサイドから考えるマイクロサービス
遅れました。本日登壇した資料です。「クライアントサイドから考えるマイクロサービス 」で登壇しました。ご意見お待ちしております。https://t.co/e1vDMglqbX#microserv
— 南里勇気 (@neonankiti) October 30, 2018
感想
- 開発者やチームにおいてコンテキストがずれないようなチーム運用の事例
- 結構腐敗防止層とかエリック・エヴァンスのDDD用語が出てきてハイコンテキストな話だった、けどわかっている自分としては事例集みたいでめっちゃ興味深く聞けた
- 作るものの対象は同じだし、iOS/Androidも複数人でやってると往々にズレがちなので「同意形成」が必要ってのはWebでもあんまり変わらいないなーという
- 後半マイクロアプリみたいな話もあり、InstantAppとかの世界が出てくるのかなという気持ちに
関連リンク
マイクロサービスとクライアントとコンテキスト境界
遅くなりました、本日の #microserv の発表資料です!「ModelとModelの整合性はサーバで担保すべきでは?」というナイス質問への回答も加筆し、全体的にクリンナップしました。
— takasek (@takasek) October 30, 2018
マイクロサービスとクライアントとコンテキスト境界 / 20181030 https://t.co/svOEw3CiSm
感想
- iOS文脈で話されるけど有用な情報を発信されているtakasekさんの話(どうでもいいけど背景が明るい色のスライド始めてみたかも)
- こちらもDDD文脈が強いのでワードがわからないとちんぷんかんぷんになりやすい話だったが、コンテキスト境界は文字通りの意味なのでまだ理解しやすかったかも
- ネイティブアプリ側の責務をただただ表示させるものとするなれば境界づけは簡単だけれども「分散コンピューティングの原則」が出てくるとなるほどな…という気分になった。(ここらへんはインゲームとアウトゲームの観点で考えるとよいのかも)
関連リンク
実践、BFF ~ BFFはFiNCのアプリで何を解決したのか
発表資料です! #microserv
— Kensuke Izumi (@izmeal2000) October 30, 2018
実践、BFF ~ BFFはFiNCのアプリで何を解決したのか ~ - Speaker Deck https://t.co/WkHcnmYPGZ
感想
- BFFの役割を明確に表してくれている資料、いままでちょっとAPIGatewayと混同しているところがあったので整理された。
- ネイティブアプリはサーバー対サーバーと違って通信環境の影響をモロに受けるので、リクエスト回数を減らすことが肝要ってのはなかなかリソース指向論になると置いてきぼりになりがちだなって思った
- 話の中で出てきた「BFFはあくまでも参照系で、更新系はBFFに盛り込まないと決めている」というあたりがフロントエンドのための機構という納得感を醸成していた
- サーバサイドKotlinでBFFはある種C#大統一論に似たものを感じた。
関連リンク
- 【Unite 2017 Tokyo】「黒騎士と白の魔王」にみるC#で統一したサーバー/クライアント開発と現実的なUniRx使いこなし術 - フロントをUnity、バックエンドをC#で書くという事例の話
お礼ポイント投票機能をSPAに移植してMicro Frontendsを実践した話
スライドは見つけたら貼ります
感想
- React + WebCompornentsでいろいろ試行錯誤した話の事例。
- WebCompornentsやりたい…!って思ったけど前提として仕入れて布教する知識のレベルが高い、高すぎる!と思った
- たぶんあまり踏み抜いている人が少ない話なので事例としてはすごく参考になるというか、いつか来るであろう世界のための予備知識にはなった
- しばらくはiframe世界観がマターな正解なのかな…って感じ。
関連リンク
(飛び込みLT)
本日の発表資料です
— bgpat (Atsushi Tanaka) (@bgpat_) October 30, 2018
飛び入りにもかかわらず受け入れてもらってありがとうございました!!https://t.co/VnyBf3lvfc#microserv
感想
- 分散トレーシング失敗事例!って感じです。
- やりたいけどやれないし、知見もない部分なのでありがたいし、Istio!みたいなところにできませんでしたの代替案は知見になった
関連リンク
全体を通しての感想
- 現在Web,過去アプリをやっていたマンとしてはとても参考になる話の連続だった。
- 懇親会で話していたんですがFiNC社のエリック・エヴァンスのドメイン駆動設計用語習得率ヤバいって気持ちがあった、普通に話しててバンバン用語が出てくるので頭の辞書ひっくり返すのに必死になってた
- 立ち話セッションであった「共有的な部分をもっていくアプローチ」としてクロスプラットフォーム(ReactNative,KotlinNative,Flatter)の話になっていたけど、「両OSを同じコードで出したい」から「モバイル体験でずれないドメイン処理を共通化したい」ってモチベーションが異なっているのでここらへんの視点は斬新だったし、むしろクロスプラットフォームの利用は後者の視点で取り組まれるべきだなと思った
- 全体的にコンテキスト境界とか集約をどうもってくるかって話は重要だなって感じ。先行してマイクロサービス化すると間違って切っちゃったときに結構大変という話はみなさん語られていたので、ちゃんとビジネスロジック分析がなされたあとにやるべきという感じ。