コード日進月歩

しんくうの技術的な小話、メモ、つれづれ、など

『DevLOVE X 〜 それぞれの10年、これからの10年〜』の1日目に行ってきたよメモ

DevLOVE X 〜 それぞれの10年、これからの10年〜に行ってきたので、とりあえず1日目のメモ

各発表の感想

※資料スライドは見つけたら貼ります。


普通のエンジニアが10年でニュータイプスーパーサイヤ人になれるのか?カイゼンさんのジャーニーの巻

感想

  • 新井さんからみた10年の話にからめた共感力の高い人(ニュータイプ)と仕事をバリバリこなす人(超サイヤ人)の話。
  • たくさんの出会いがあったからこそ得られた知見なんだろうなという感じをすごく受ける
  • 自分がどうあるべきかというところを見つめ直す機会になるというか、今後の自らの進み方のひとつのモデルとして抜き取れるエッセンスは抜き取りたいなと思った。
  • 経験値の積み重ねを筋トレと称するのはすごいいいなと思った

関連リンク

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで


エンジニアがUXデザインを学んでみた10年

感想

  • ちゃちゃきさんの人生と交えたUX論の話
  • ユーザに届くように開発する解決すべき問題はどういうものか、それに対して持ち合わせるアプローチは何かというのはSaaSなど道具が増えた現代にはとても大事な観点だと思う
  • 再現性の観点から定量的評価の話ばかりする機会が多いので質的分析というワードは新しい見解を得られてよかった

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インターネット、スマートフォン。10年ごとの新技術。そして今我々はいかにして機械学習プロジェクトをマネージメントしていくべきか。

感想

  • リモート事例の話で感銘を受けたことのあるだいくしーさんの発表
  • 少なからず10年レベルのサイクルで起きる新しい技術との向き合い方、そしてそこに対してどういう度合いで関わっていくべきかという話。
  • 話の内容としてはMackerelの機械学習の事例を交えつつ、考えと実践パートに別れているような内容でした。
  • 和田さんの審美眼の話にも近い部分がありましたが、そこに一歩踏み込んで螺旋が進む度にどう立ち会って行くかを解像度という言葉で表現されてたのが印象的でした。

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ファシリテーションを活かす仕事の仕方ー問題は大体ファシリテーションで解決できる

事前に用意したメモや図表を元に喋る形なのでざっくりメモを一緒に

ざっくりメモ

ファシリテーションのスタイルとしては変化

  • 最初は「してもらう」という形だった
    • 自己紹介してください、など行動そのものを指定する形
  • そこから「しやすくなるコト」をしてもらうようにした
    • いきなり入ると難しいので簡単に関係性をつくるようなことをお願いするようにした
  • 場は提供するが、強制はさせないスタイルにしていった
  • 自発的に動ける状態、許容できる状態の場作りをしていった
  • 少ない人数であれば一人ひとりと向き合うが、人数が増えた場合は反応がある人を見ながら話の流れを考える
  • いままではシンプルかつ全部に対応しようとしていたが、参加者も多様化しているのでそこに合わせる形にした

いままでのファシリテーション

  • MTGの場などで図を書くなどのアクションを重ねて行った
  • そこで会議のファシリテーションなどをお願いされるようになる
  • ファシリテーションそのものの動きは得意だが、何かを成し遂げたいというものは御本人には強くあるわけではなかった
  • そこの経験を踏まえて、熱意のある人の周囲に波を起こすというところでファシリテーションのスタイルを活用していった

これからの10年

  • ファシリテーションができることをコミュニティや勉強会などで知ってもらい信頼を積み重ねる、そこから相談を受けるなどして次に繋げる
  • 依頼があれば最終的には「研修」という形になるように担当者と形をつくっていく

感想

  • ファシリテーションという大きいワードに対して会場から聞きたいことを募って話を進めていくタイプのセッション
  • 高柳さんのバックグラウンドやどういう考えのもとファシリテーションを進めていっているかをガンガン話をしてくれたのでエッセンス的な学びは多かった。
  • 物事の進め方や聞き手の向き合い方は1on1などでも活きそうな話だった。

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ふりかえりの10年+α

スライドリンクは公開されたら貼ります

合わせてグラレコされている方がいたのでそのリンクを…

感想

  • KPTというフレームワークの前身であるリフレクションシートの話から現在のKPTAの運用に至るまでの話とそこで得られてきた知見の話。
  • Keepであがったことはベストプラクティスであるはずなので、その場で終わらせず後に残していくことが大事という旨の話があって確かにその視点はなかったなと感じた。
  • KPT+Aという形で実践したことがあったがTryを気兼ねなくあげていいというところとかちゃんとできてなかったので実践してみたい
  • リモートワークやっているところには付箋看板が使えないので、それをデジタル化できるのめっちゃ期待が高まる

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アジャイルで忘れてしまったもの、そして、再び拾い集めたもの 〜モデリングもしないでアジャイルとは何事だ!から早幾年〜

感想

  • モデリングという他の手法と合わせて使える考えかたとシステム開発に関して話
  • 「Scrumが気づかせてくれたのはちゃんとしたソフトウェアの作り方」「V字を心に持つ」「禅」などいろいろなフレーズが出てきて新しい観点をもらえた感じ
  • モデリングちゃんとやりたいよねーとは思いつつRails使ってるとActiveRecordパターン的にどうかというところに引っ張られるので難しい

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モブプロの聖地 Hunter Industries で学んだこと

感想

  • モブプログラミングを生み出したHunter社で実体験してきた話,そもそもモブプログラミングってスプリンクラーの会社から生み出されたものだったんですね…
  • 日本ではペアプログラミングの延長線で語られるけど、どちらかというと本場はモブプログラミングにプロダクト開発が最適化されているんだなという感想
  • PC起動しっぱなしは効率あがる、というのは概ね共感できた(し、Windowsアップデートがかかると阿鼻叫喚も納得)
  • 発祥の地で、生み出された背景や運用されている実情を知るってすごい大事だなと思った

  • 本筋とはそれるけど前段のCultureBubbleの話が面白かった

    • 泡は弾けても小さい泡になるだけで切れない
    • いきなり大きくすると割れる
    • 外から突かれると割れる

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1日目全体を通しての感想

  • 10年、というのにからめて各々の体験談とこれからみたいなセッションが多くて様々な人の歩みが聞けてすごいよかった
  • 自分自身、コミュニティでの個々人の体験談というのは人生の簡易追体験だと思っているので様々な人の体験を知れるのは自身の未来の舵取りにも生きるのでありがたいという言葉しか無い
  • 懇親会とかではコミュ障っぷりを発揮してしまうのでちゃんと突っ込んでいくパワーが必要だなと改めて思うなど…