11/10にSansan Builders Box というイベントに行ってきたのでその時の行ってきたよメモです。
各発表の感想
3つにセッションが分かれていたので聞いてきたやつのみのメモです。
Keynote:Sharing Knowledge
たぶんスライド的なものはなさそう
感想
- 今回のイベント経緯と知の共有という側面に関しての話
- まつもとさんがゲスト公演参加
- イベントそのものの豪華さも相まって力の入れようが伺えるオープニングだった
関連リンク
EightにおけるAndroidのリアーキテクチャ
感想
- Androidアプリの改修の話
- UseCaseがネットワークリクエストして、自身のストレージに書き込んでそれをView側がSubscribeするというのは、確かにそういうのもありかという発見
- ネイティブアプリは表示に特化したアプリなので、ドメインオブジェクトもそれ専用にするというのは納得感があった
- モジュール分割は大変になりますよねそれは…という気持ちに
- 許可よりも謝罪をで攻めた結果いいものができたのでは、という事例でした。
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英訳だけじゃダメ!Eightのグローバル展開のための改善
感想
- 南アジア方面に展開するときによく耳にする、低速度域でのカバーの話
- 通信速度の安定ありきの実装だったのでエラー出まくりという悲しみの話だった。
- ダウンロードサイズが数十MBレベルになると数十分分DLにかかる環境らしくたしかにそれは軽くせざるを得ないなという気持ち。
- バイナリサイズを分けるために機能を分割して不要なものを入れないとか後でDLっていうのはゲームアプリの発想に近いなというかんじ。
- NewRelicのモバイル版とかあるんだという学び
- なんかガラケー時代のソシャゲにしていた気配り(再リクエストの冪等性対策 / コネクション再接続時のレジューム)を想像した
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- 「Network Link Conditioner」を使って iOS 端末または Mac の通信速度をシミュレートする | DevelopersIO
- 通信系のデバッグには Charles が便利 - Qiita
Sansan、Eightの開発マネジメントの実際とこれから
パネルディスカッションメモ
プロダクトマネージャに技術領域が求められているというのは何か背景があるのか
SanSanのビジネスモデルとして競合などが多く出てきており、強みを出していくには膨大なデータをどうやって生かしていくかが大事になっていく、そういうときにR&Dとうまく話ができるかが肝要
技術の知識をもったプロダクトマネージャーに関して
採用とかはしていないのでほぼいない、技術領域をバックグラウンドにもっている人を取りに行かない
ただ、エンジニアとしてのコンバートを考えた場合でもエンジニアがPdMになっていく仕組みがない 社内ではAPM(AssosiateProductManager)を経てプロダクトマネージャになる仕組みは存在している。
技術の素養が必要なプロダクトマネージャーは技術畑出身であるほうが良いと考えており、プロダクトマネージャーをやってきた人があとから技術を身につけるほうが難易度が高い。
プロダクトマネージャーの適正というのはビジネスであることを意識して、利益を出すということに考えが行くことが必要なので、それをできるかが必要になる。
プロダクトマネージャーとチームワーク
開発チームが成長しきれてないと、プロダクトマネージャーにめちゃくちゃ聞いてくる 開発チームが自分で考えて、どう動かすかを考えられていければ、問い合わせは減るはず。そうすれば仕組みづくりのほうに注力が可能になる。
開発チームと連携するときも、スクラムマスターの資格をお互いにもっているので、意識合わせは楽だった。
自分らしさを引き出すためにどういうコミュニケーション
ストレングスファインダーなどで自分らしさを引き出してもらったりしながら、自分らしさについて考えてもらう。
中途の人などは環境の変化などで本来のパフォーマンスを取り戻すまでに時間がかかったりする、その場合も自分の価値を問いながら取り組んでもらっている
チャレンジできる環境じゃないと成長できないけれど、チャレンジするときは大変な部分も伴うので、そのときに個人の軸となる部分が心の拠り所のようなところになるので、軸はなにかという部分も問いかける。
会社の要求に関して、自分の個性や自分のやり方と併せて発揮できそうな部分考えてもらう。
リーダーとしては1on1などで問いかけを行う。
質疑応答
Q.自分らしく働く、自分らしさの発見のためにどういう言葉や考え方をしてもらうのがいいのか?
信頼できる第三者(嫁さんとか、長い友人とか)から「私らしいことって何?」みたいな感じで問いかけてみる
Q.個人の問題に関してどうやって伝えたり、メンタリングしているのか
マイナスのフィードバックをすることする文化があればいいのかなという感じ、やっていることとしてはリーダーとメンバーの1on1だけではなく、メンバー同士でフィードバックをする。メンバー同士のはフィードバックはリーダーも知らない。
気をつけないといけないポイントとしては相手のキャラクターに応じてコミュニケーションのやり方を考えること。ストレートに言うのが良い人もいればそうでもない人もいる。
Q.1on1の頻度はどれくらい
チームメンバーが決めているケースと月1というケースに分かれた。
Q.マネージャーが管理していないよという自己意識を芽生えさせるためにどうしているか
デリゲーションポーカー のような感じで意識合わせをする。またその際に「as is(現状)」と「to be(未来)」として権限状態をどうするかも考える
Q.ビジネス的にやらなければいけない案件に対しての取捨選択する際の基準はあるか。
数値的に判断できるようにする。またチーム内にもビジネス的にやらなければいけないもの(別会社のための機能、のような話)があるときも
Q.スケジュールマネジメントはどうしているか?
スケジュールの見える化をしている。スケジュールが見えていれば遅れの状況などが自明になるので良い。
感想
- プロダクトマネージャー側と開発チームの運用の仕方、知見に関してのパネルディスカッションで学びが多かった
- プロダクトマネージャーが100%のパワーでスクラムやれている現場というのは体感できていないので、ちゃんと回す人と知識をもって実践をできる人がいればこんな感じで回せるのかなという気になった。
- 「マネージャー的な立場の人が問いかける」というのはすごい納得感があったというか、個人個人の生活のなかだと考え始めるきっかけが無いのでそれを提供するのって大事だなと思った。
- ストレングスファインダーは自分自信も社会人なりたてのときぐらいにやって今見直してもある程度納得感のある結果だったので、会社側がそれを支援してくれるのはいいなーという感じ。
関連リンク
- 「組織力を見える化し、成長を加速させる」組織改善プラットフォーム | wevox
- CliftonStrengths | Gallup
- チーム形成の段階と対処法がよくわかる『エラスティックリーダーシップ ―自己組織化チームの育て方』 - Akt One
ビジネスを加速するためにAIで実現したこと、したいこと
感想
- わかりやすいAIの歴史、チューリング・テストとか名前は聞いたことあったけど、どういう経緯で使われるようになったとかはしらなかったので学びがあった
- Sansan社がどうやって機械学習に取り組んでいるのかというのも知れたし、わかりやすい機械学習テーマで面白いことやっているなーという印象。
関連リンク
全体を通しての感想
- 会場が表参道ヒルズ、こんな商業ビルみたいなところでどうやって…と思ったらすごい豪華な会場だった。オープニングトークでも「違和感を楽しんでほしい」とあったので意図したものだったみたい。
- サイレントセッション、話者の声をスピーカーで拡散するのではなくレシーバーに流して、チャンネルを切り替えて効くという形式。部屋が別れていない会場では理にかなったやりかただなーと思った。ただレシーバーって大体ロストして費用がアカンことになる事例を毎度聞くので主催者側はヒヤヒヤしそう。
- キャンプチェアの見本市みたいになっていたが、座り心地は抜群だった。むしろうっかり寝そうになった。
- プロダクトマネージャー寄りのセッションが盛況だったので、あとでスライドをみたいなという感じに。
- 時間の関係で懇親会出れなかったのは残念だったけれど、セッションを聞く雰囲気としてはすごい良い場でした。
関連リンク
- 作者: Roy Osherove,島田浩二
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