コード日進月歩

しんくうの技術的な小話、メモ、つれづれ、など

イベントストーミングに関してざっくりまとめる

とりあえず王道の流れをさまざまな資料からざっくりまとめる

原典

EventStorming

起源

2013年頃にAlberto Brandolini氏が下記ブログで提唱した考え方

Ziobrando's Lair: Introducing Event Storming

概要

付箋の色ごとに意味を持たせて張り出して、業務に詳しい人(いわゆるドメインエキスパート)とコミュニケーションしながら情報を整理するワークショップ形式の手法。 付箋の色と意味は以下の通り。

付箋の意味とリスト

ざっくりとしたやり方

主に以下の3ステップで作業を行う。

STEP1. ドメインイベントの収集(BigPicture) STEP2. プロセスモデリング STEP3. ソフトウェアモデリング

STEP1. ドメインイベントの収集

DomainEventの付箋(オレンジ色)を業務に詳しい人と貼っていく。イベントが発生する順序に貼っていきイベントの流れを貼り出していくプロセス。すべて貼り出したら書いている内容に関して時系列が正しいか、それぞれの付箋内の言葉に揺れがないかなどを見て整理していく。

STEP2. プロセスモデリング

イベントがどこ起因で発生するのかを整理していく。ユーザが起因となるもの(Commandとそこに関連数ActorとView)、外部システム、時間軸で発生するようなもの(Policy)、別のDomainEventなどを貼り出して起因となる要素を洗い出す。

STEP3. ソフトウェアモデリング

最後にDomainEventをグルーピングしてコンテキストを整理します。これによりDomainEventがどのような塊にって、どのような境界があるのかが明らかする。これでDomainEventをどの粒度で扱うべきか、どのようなイベントが全体的に起きるのかが可視化されお互いの共通認識を得ることができるようになる。

参考リンク