コード日進月歩

しんくうの技術的な小話、メモ、つれづれ、など

『マスターデータNight #1』に行ってきたよメモ

マスタデータNight #1 - connpass に行ってきたメモ

各発表の感想

※資料スライドは見つけたら貼ります。

今回のマスターデータの定義

  • アプリケーションが動くのに必須のデータである
  • 運用中に不特定多数のユーザによって変更されない
  • プログラムとは分離されている

「ゲームのマスタデータ特有の3つの困難と、カヤックでの解決方法」

感想

  • 並走で動く、コンフリクト必至のデータ管理に関してどうやって立ち向かっていくかという話
  • ソースコードと同様の確認機構を用いるというアプローチを導入できたのもすごいが、それ以上に差分の可視化を人間にやさしくするツールの提供などがすごいなと思った。
  • マスターデータのチェックに関してGitHubの機構を使おうというアプローチがすごくよかった

関連リンク


DeNAの最新のマスタデータ管理システム Oyakata の全容

Q&A

Q1. リレーション情報設定ってどうやっているの?
A1. oyakata上でリレーション情報を管理している

Q2. 旧タイトルはどうしているの?
A2. 費用対効果などがあるので着手しきれていない

Q3. Git同等機能はどうやってつくっているのか
A3. nomsというデータベースをつかってgit粗糖の機能が使えるのでそれを利用している

感想

  • ほぼ前スライドと同様の問題に関して独自ツールを実装して乗り越えるというアプローチを踏んでいる
  • Git同等の機能を使ったシステムを実現しているのがすごいな…という印象。逆にブランチなどの考えかたは必須なんだろうなという気持ちに。

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モンスターストライクのマスターデータのローカライズ運用について

感想

  • 単語のローカライズ変換に対してこういうアプローチもあるんだという事例
  • 同音異句に対する表記ゆれ統一にも使えないかな…と考えてしまった

関連リンク


全体を通しての感想

  • ゲームのマスターデータのぶつかる壁は更新頻度の高さとデータの複雑な関係性だなというのをまざまざと見せつけられた。
  • ただどこも似たようなアプローチで愚直にやっているので、そこに関していい感じのソリューションをOSSで開発できたら盛んになりそうだなとも思った
  • やっぱりインターフェイスとしてのExcel最強論…と思ったらLTで以下の話が