コード日進月歩

しんくうの技術的な小話、メモ、つれづれ、など

『平成Ruby会議』に行ってきたよメモ

平成Ruby会議 01 | 平成.rb に行ってきたのでそのメモです。

各発表の感想

※資料スライドは見つけたら貼ります。


What is expected?

speakerdeck.com

感想

  • Rubyスクリプトの解析の話
  • トークナイゼーションとかのプロセス、聞いたことはあったが原理を聞くのは初めてだった
  • 概念的に初見で一発理解が難しいジャンルなので、ちょっと触れ合う機会があったら見直したい系統の話

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TextbringerでつくるTextbringer

スライドはみつけたら…

感想

  • Emacsとvi系のいいとこどりテキストエディタTextbringerの話
  • Emacsを混沌、viを法と考えるアプローチは生まれてからIDEの権化になってしまった私としてはなるほどという感じだった。

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GitHub - shugo/textbringer: An Emacs-like text editor written in Ruby


SimpleDelegator活用のご提案

感想

  • Rubyに標準であるSimpleDelegatorの話。
  • Viewのデコレータじゃないけど、デコレータっぽいことやりたいなって場面で便利そうだなと思ったが、用法用量を守らないと秩序乱れそうとも思った。

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ActiveSupport::Concernで開くメタプログラミングの扉

感想

  • いかに短いコードでConcernを実現してるかの話。
  • RubyのメタプロはRubyを使う動機だし、メタプロを理解するには「メタプログラミングRuby」が必読だなというのをひしひしと伝わったので早めに向き合わないとだめだなと思うなど…

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メタプログラミングRuby 第2版

メタプログラミングRuby 第2版


Async/Await functions in Ruby

感想

  • GraphQLで遭遇した問題に関して他の言語でも実装されているasync/awaitをどうやってやるかという話とアプローチ。
  • Fiber、そういうのもあるのかという発見。

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RubyJVMを実装してみる

speakerdeck.com

感想

  • RubyJavaが動くようにする話
  • 実際に試してみた系ではあるが、JVM実装ってそんな動機でもできるものなんだと思ったし、そこまでやるのがすごいな…と思った

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Good to know YAML

感想

  • YAMLのPsychの関係や実装に関して語られたスライド
  • YAMLの仕様は眺めたことがあったが、実際のところどうやってパースしとるねんみたいなところは知らなかったのでざっとした部分でも知れてよかった。

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Ruby力を上げるためのコードリーディング

感想

  • Rubyのコード記述力をあげるための方法を紹介するスライド
  • RubyMineのコードジャンプ機能は入れたgemにもつかえることは知っていたが、うまく動かないときがあるのはローカルに入れてないからだと知る

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階層的クラスタリングRubyで表現する

speakerdeck.com

感想

  • やってみた系の話、クラスタリングってこういうアプローチでやるんだという知見が得られた。
  • しかし結果として面白くないなどの話を聞くと難しい分野なんだというのを実感

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ActiveRecordのpluckメソッドがおかしな挙動をしたので調べてみた

speakerdeck.com

感想

  • 実際にトラブルシュートの内容を実演した感じ
  • トラブルシュートをした苦労話も大変そうだったが、ここまでたどり着く力がすごいなという感想

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真のREST

www.slideshare.net

感想

  • RESTとCRUDが混在しがちなので、それに対してちゃんと歴史的な話から含めてのアプローチの話。
  • ここらへんは郡山さんの話も含めて聞くと自分のやっているRESTとは…となるのでオススメ。

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breaking change

speakerdeck.com

感想

  • 破壊的変更というものに関してどう向き合うべきか、また提供側としてどうやって考えていくべきかというのを考えさせれらるスライド
  • rubocopをインターフェイス変更のツールとして使うのはさすがという話。
  • ツールの使い方を別のアプローチで使うというのはこうやってやるんだなという感じではある。

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全体を通しての感想

  • Rubyの勉強会は個別の技術で濃い話が多くて学びが多いし、技術水準の高さに焦ることが多いが、本当に今回はそれがあった。
  • 今回特に思ったのはRubyをつかってやっていくならメタプログラミングRubyは必読だなと痛感しました。。
  • 会場提供のドリコムさんもすばらしく、運営の皆さんも過ごしやすかったです。