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非機能要件の検討に困ったときに参考にすると良い資料『非機能要求グレード2018』

観点として何をおさえておくといいんだっけ?というときに役に立つのでメモ

対象ページ

システム構築の上流工程強化(非機能要求グレード)紹介ページ | アーカイブ | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

みどころ

「非機能要件って何を見ればいいんだっけ?」と思ったときに自分自身に馴染のある部分に関してはすぐ検討できるが、馴染のない部分は忘れがちになる。そういうときに「一般的にはどういう要素があるんだ?」ということをざっと紹介してくれている。また自分自身が扱うシステムがどの程度のレベルまで担保すればいいのだろうというときに具体的な指標も示してくれる。

メインの資料自体はExcel形式になっており、項目ごとに気にするべき観点とそれに対する対応度合いがレベルで表現されている。例えばシステムが稼働素べき時間を5段階で表しており、レベル3は「1日のうち1時間の停止は許容する」レベル5は「24時間無停止」というような形で項目ごとに守るべき段階を例示してくれている。また、モデルケース別にどのレベルまで担保すべきか?という例示もセットで用意されている。

とりあつかうもの次第で気にするべき非機能要件の要素は変わるが、そこに関しても上からなぞっていくと頭に浮かべておいたほうがいいポイントが見ることができるので、普段非機能要件を整理しない人にはもちろん、普段からやってきていた人もヌケモレチェック用途として利活用できそうな資料でした。

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