コード日進月歩

しんくうの技術的な小話、メモ、つれづれ、など

Googleの検索をアテにしているサイトの開発者なら一度は見てほしい『検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド』

みんな意外と知らないのでメモ

サイト

検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド - Search Console ヘルプ

なんで一度は読んでほしいのか

大前提の部分が大体補完できる感じで

みたいなものが大体書いてある。

そして本文内にも書いてあるんですが

サイトの最適化はユーザーのニーズに応えるために行ってください。検索エンジンはユーザーの 1 つであり、他のユーザーがコンテンツを見つけるのに役立っています。検索エンジン最適化は、検索エンジンがコンテンツを理解して他のユーザーに提示するのを助けるためのものです。

ユーザに読みやすい正しいコンテンツを提供することができていれば、自然とGoogleが見つけてくれるというのが彼らの言い分なので、正しく作ることが重要だということを教えてくれます。

小手先のブラックハットSEOのようなことがSEOの本質だと勘違いしている人がたまにいるので、そういう人たちの認識合わせとしても一読する機会があるととてもいいサイトです。

参考リンク

世にあるBOK(Body of Knowledge)をざっくり調べてみた

なんたらbokと呼ばれる知識体系の本多すぎなのでまとめる

そもそもBOKって?

Body of Knowledge の略で日本語だと「知識体系」と訳す。

BOKシリーズ

PMBOK(Project Management Body of Knowledge)

プロジェクトマネジメントにおける知識体系。おそらく一番有名なBOK。

推進団体

Project Management Institute(PMI)

SWEBOK(SoftWare Engineering Body of Knowledge)

ソフトウエアエンジニアリングに関する知識体系。「ソフトウェア工学の専門家における知識の集積を記述する包括的用語です。」とWikipediaには書いてある。

推進団体

IEEE Computer Society

SQuBOK(Software Quality Body of Knowledge)

ソフトウエア品質に関する知識体系。日本科学技術連盟と日本品質管理学会を中心として日本国内のソフトウエア開発の現場担当者や研究者が策定した日本発のBOK。

推進団体

BABOK(Business Analysis Body of Knowledge)

ビジネスアナリシスにおける知識体系。ビジネスアナリシスとは「ニーズを定義し、ステークホルダーに価値を提供するソリューションを推奨することにより、エンタープライズにおけるチェンジ(変革)を可能にする専門活動」と定めている。

推進団体

International Institute of Business Analysis(IIBA)

DMBOK(Data Management Body of Knowledge)

データマネジメントの知識体系。データガバナンスを達成する要素に対するマネジメントの知識体系なので、データをどう運用するなどの考え方の知識体系。

推進団体

DAMA International

CIBOK(Cybercrime Investigation Body Of Knowledge)

サイバー犯罪捜査の知識体系をまとめたもの。サイバー犯罪なので手口や証拠などがまとめられている。

推進団体

Cybercrime Investigation Knowledge Forum(CIKF)

SecBOK(Security Body of Knowledge)

情報セキュリティに関する業務に携わる人材のための知識体系。セキュリティなのでトリアージとかインシデントとかの話がまとめられている。

推進団体

NPO日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)

EABOK(Enterprise Architecture Body of Knowledge)

エンタープライズアーキテクチャの知識体系。アメリカで生み出されたものなのでアメリカのエンタープライズシステムにおける知識体系の色合いが強い模様(全然日本語文献がない)

推進団体

MITRE

参考リンク

ソフトウェア品質の大きな2分類に関してざっくり書いてみる

Wikipediaを適当に噛み砕いてみるコーナー

出典

Software quality - Wikipedia

2つの異なる品質

機能品質(Software functional quality)

予め定められた機能要件に対して、どれだけ満たせているかという品質。機能要件をどれだけ満たしているか、また過不足があるかの品質。

こちらに関しては要求された機能がつつがなく実装されているかが見るポイントなる

構造的品質(Software structural quality)

堅牢性や保守性など、機能要件で定められた部分ではない非機能要件をどれだけ満たすかという品質。

こちらに関してはソフトウェアのアーキテクチャなど、機能として要求する部分ではない観点の品質が問われる。例としては負荷に対しての耐性などがあげられる

関連リンク

『エンジニアのマネージメントで悩んでいる人が集まる会 #1』に行ってきたよメモ

雰囲気でリーダーをやっている関係で悩みが絶えないので エンジニアのマネージメントで悩んでいる人が集まる会 #1 に行ってきました。

各発表の感想


エンジニアリングマネージャーでいるのがつらくなったときは

感想

  • 自分が衝撃を受けた記事の一つ「コードレビューを受けるのがつらくなったときは」のめるさんの発表
  • ブログに書かれていた記事の拡大版
  • プレイヤーにいつでも戻れるようにしておくみたいなところは観点としてなるほどと思ったり
  • サーヴァントリーダーシップに関してはキャラクターが結構
  • システム開発が売り物ではない会社ならではの悩みがあってなるほどな…という感じだった。
  • ブログ記事内のリンクが充実しているので読んでいきたい。

関連リンク


エンジニアからエンジニアのチームのリーダーになった話

感想

  • ヴァル研究所でいろんな環境を経てリーダーになった事例
  • 新井さんという強烈な人が在籍している会社の人というのもあり、かなり知識面も充実している印象だった
  • 既存チームから抜擢されてリーダーになると、肩を並べていたメンバーだからやりづらい…のではなく半分以上が素性を知っているメンバーだという考えかたもある、という話が目から鱗
  • 目標とする像が近くにいると話を聞けるのでそういうところも強いなと思った。

関連リンク


発表後のディスカッション

  • 個別発表のあとは周りの人でディスカッション
  • 自分のまわりは「マネージャーってどうなの?」「人を評価する立場」「ネガティブメンバーと文化」「リーダーシップとオーナーシップ」みたいな話で盛り上がりました。
  • ディスカッションはそーだいさんもいたのでそーだいさんのエピソードトークも交えて盛り上がる
  • 終わりのYWTやって次につなげていく話をしました。

関連リンク


全体を通しての感想

  • 泥臭く悩んでいることとか、みんながエンジニアマネージャーというものとどう向き合っているのかがわかってよかった(このブログ時空は普段の仕事のことはぼかす傾向にあるのでこの手の内容はここには書きにくい)
  • マネージャーなので結構強烈に「他者の評価」「自身の評価」みたいなところが話には出てきたのかなという感じだった
  • 自分がいまわりとふわふわしたポジションなので、その点改めないとなという感じはすごいあった。

思い出した系リンク

アジャイル開発に関してIPAがまとめた資料がある

ググったらめちゃくちゃ精度高い資料が出てきたのでメモがてら

出典

プレス発表 第4次産業革命に向けたスキル強化の指針“ITSS+(プラス)”に新たに「IoTソリューション領域」「アジャイル領域」を策定し、公開:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

アジャイル領域」は、第4次産業革命を実現するために必要なアプローチでありながら、アジャイル開発そのものに関する的確な理解が十分普及していないという問題意識から、アジャイル開発のベースにあるマインドセットや原則、アジャイル開発プロセスやチームの特徴、および開発者の学ぶべきスキルについて説明しています。

IPA側でアジャイルを説明した資料がないので改めて作られた、という感じ。

各資料

アジャイルソフトウェア開発宣言の読みとき方

アジャイルのベースともなる「アジャイルソフトウェア開発宣言」と「アジャイル宣言の背後にある原則」に関してベースの内容と、それに対しての補足が書き加えられた資料

アジャイル領域へのスキル変革の指針 アジャイルソフトウェア開発宣言の読みとき方

アジャイル開発の進め方

スクラムの例をベースにどういうことを行うか、既存のスキルセットとどうマッピングさせるかが書かれている

アジャイル領域へのスキル変革の指針 アジャイル開発の進め方

システム開発における「信頼しても信用するな」

ビジネス用語であるよねー、というのをシステム開発的に噛み砕いてみる雑記

各言葉の意味

この場合における「信用」と「信頼」を噛み砕く。

信用

主に実績や成果物に則して使われることばで、過去の実績などを伴って信じることに関して「信用する」という言葉を使うことが多い。

信用取引」という言葉がわかり易い例で、信用、すなわち過去の実績を踏まえての取引なので、この言葉からも信用の意味がわかりやすい

信頼

主に気持ちや未来のベクトルにおいて信じることに使われることばで、信頼する側とされる側の双方の気持ちのつながりをベースに使われることが多い言葉。

信用とは違い、精神的な面が大きく、人柄やお互いの関係性などから信じるのが信頼で、考え方としては「今より先に行われることがらに関して信じること」「結果がまだわからないことに関して信じること」

システム開発における例

コードレビュー

システム開発におけるコードレビューは良い例だと思っていて、コードを書くことは信頼してお願いするが、細部に関してのズレは認識齟齬などで発生することがある。そういう面において「信用はしない」という観点からちゃんとクロスチェックする部分こそ「信頼するが信用しない」なのかと思う

インフラオペレーション

昔ながらの環境構築は手順書を起こし、それをチェックして複眼的に作業をしたりする。これらも最たる例で、手順書を起こす人間は信頼しているが、その人が起こす作業の内容を100%は信じ切っていいわけではない。そのためちゃんと複数人で見て信用に足るアウトプットを作り上げるということなのだと思う。

参考リンク

『銀座Rails #6』に行ってきたよメモ

自身の登壇も貼りましたが、銀座Rails#6 の全体的な行ってきたよメモです。

各発表の感想


テストコード未経験者が RailsでそれなりにRspecがかけるようになるまでの話

登壇した感想

  • RSpec書けないひとは書く動機に、書いている人は教える時の心構えとしてぐらいに用意したスライドだったんだけど、前者のほうがよかったかも
  • できるようになった話 + 実際にコケたポイントを混ぜて喋ったのでそこが好評だった様子
  • 20分の登壇だけど用意されたタイマーが17分で鳴って「あ?もしかして時間の尺が20分で17分に終わらせてってこと!?」みたいな変な勘違いして駆け足で畳んでしまった

関連リンク


Rails6からRailsをわかってく

感想

  • Rails6というところから、実際にRailsソースコードを読んでみようみたいな切り口のお話。
  • Railsのチケットやプルリクを読んでいって、ヤギヌマ新聞(なるようになるブログの別称)に日本語解説があるので読みやすいって流れはなるほど!という感じ
  • コードリーディングしていると時間が過ぎていく、という言葉にすごい納得
  • 読めるようになるのはやっぱり日々の繰り返しなんだな、と改めて実感

関連リンク


1からの再出発

※登壇に登場したブログポストは出てきたらリンク書きます

感想

  • ブログの形式の発表、書き足しやすそうでよかった(あとで公開してくれると信じている)
  • 現在Perlを取り扱うはてな社においてRailsの持ちうるEasyを持ち込んでいる話
  • RailsのEasyは考えられたEasyであるという話で、RailsのEasyをもっと広めたいというのは頷くしかなかった
  • 社内gemと同じ感覚でCPANを使ったり、Railsっぽい部分をうまくPerlに当てはめているんだなという印象
  • Rubyの世界からPerlの世界に入ったonkさんならではの発表でした。タイトルもあわせて最高にカッコいい話なのでちゃんと読み返したい

関連リンク


全体を通しての感想

  • 冷ややかな感じの展開にならず、持ち帰ってもらえるものがある発表になって一安心
  • onkさんの発表にちょっと現職で思うところがあっとうるうる来てしまった。
  • その後の懇親会でも大変有意義な話ができて、とてもよかった。権威に頼りすぎていけないとか、ちゃんとチームで合意をとって進めるなど日々の開発にも落とせるいい話が聞けた。