評価者になったりならなかったりだけど、ちゃんと芯のある立場でやったことないので来るべき時のために VOYAGE GROUP エンジニアの公開ガチ評価会 に行ってきたよメモ
各発表の感想
5分でわかる技術力評価会
VOYAGE GROUP エンジニアの公開ガチ評価会
— Masanori KOGA (@makoga) February 4, 2019
でプレゼンした「5分でわかる技術力評価会」を公開しました。 #vg_tech_assessment https://t.co/OO6Za0NHfO
感想
- コンパクトに5分で伝える評価制度、抑えるところを抑えたプレゼンでわかりやすかったです。
- 課題感からしっかりと地道に解決していったということが月日から見て取れた
- 一部のメンバーだけではなく、全員でフィードバック会をやるなどみんなでちゃんと制度を作っていくというのが感じられた
関連リンク
- エンジニアの技術力評価は難しい? - 7年間運用してきた技術力評価制度の改善の歴史 ‒ / technology assessment 2018 04 25 - Speaker Deck
- 技術力評価会、外部評価者運営レポート - VOYAGE GROUP techlog
技術力評価本編:タイトル「Symfony + モダンJavaScript = Symphony」
当日使われたいた資料と内容
- 長年運用されてきた管理ツールにおいて、フロントエンド技術がバラバラに使われていたのでReactに寄せていった話。
- twigとVue.jsが混ざって脆弱性やコードの直しにくさに課題感があったので、そこに向けてのアプローチ
- SymfonyForm、jQuery、Vue.js、Reactが各画面ごとに使われていたり、合わさって使われていたりなどしたので、SymfonyでのFormかReactになるように整えていった
- 導入にあたり、サンプル例を作ったり、ペアプロや勉強会、テストをできる環境素地を作ったきたという話題もあった。
評価会本編で行われていたやりとりメモ
- 主に被評価者が資料についてそって説明を行う
- 評価者が随時質問をしていく
- 質問の内容は取り扱っている技術のことだけではなく導入背景なども
- チームメンバーとの関わり合いなども聞かれる
- 今回の事例においては、様々なフロントエンド技術が使われている部分を集約していく話だったので、そこにおいての技術チョイスなどをした経緯なども
- 評価者ごとに聞く軸が違うので各々質問する感じ
- 逆に評価者の質問に対して、どうしていったらいいですかね?と聞きかえす場面もあった。
質疑応答
評価会の後はどうやったフォーマットに落とすのか
- 「総評」と「成長へのアドバイス」のような形でテキストに起こす
- あとは評価者二人と上長、CTOですりあわせ
- 数値では評価者によって体感値が変わるので数値では評価せず文章で表現する
評価者のトレーニングはどうしているか?
- 2人評価者になるので、もうひとりの評価者を見て成長させている
- 経験値が浅い人にはベテランと組ませるなどしてそこから学ぶ
- 評価者も評価されるので、結構気が抜けなく、ちゃんとやらねばらないという部分にもつながる
- 昔はCTOが各々の特性を見ながら判断していた
エンジニアマネージャーはどういう評価をしているのか?
- 基本的にはCTO以外は専任のマネージャーは存在しない
- 基本的には全員コードを書くのでその部分で評価している
- ただ実質マネージャー的なことをすることもいるので、その点は別の側面で評価する
今回の評価会はどうだったか
- いつもより解像度が粗い感じだった
- 普段であればもっと事業的にも人的にも深く聞いたりする
- チームメンバーのコンテキストも含めてどうやって行ったかを聞いたりする
評価者は何を軸に評価しているのか
- 対象者に応じて見ることが変わる
- 新卒と中堅では見るところが違う
- 会社で仕事してるので割当られる部分からある程度考えながらみる
- 評価を落とすためにやっているわけではないのでその人がやったことを確認して、更に伸ばしていくためのディスカッションをする。
CTOは評価されるんですか?
- CTOの評価会はしないけれど、経営で結果を出すことがCTOの評価
感想
- やり取り含めて、そういう側面聞くんだなぁという感じ
- 本来は90分だけど60分でやっていたので実際はもっと濃いんだろうなという印象
- その場でコード開かせて説明させたり、実際はもっとツッコんでバイネームで聞くというのもびっくり
関連リンク
- 毎週のように依存パッケージを上げ続ける努力 - VOYAGE GROUP techlog - 依存パッケージの部分で出た「ガーデニング」の話。
- #phpcon2018 でVOYAGE GROUPのエンジニア評価制度ってどんな感じなのか再演しました!(資料・動画あり) - VOYAGE GROUP techlog
全体を通しての感想
- 懇親会でいろいろお話伺いましたが、プレゼン能力の部分に引きずられずにちゃんと技術的なコンテキストで評価してるんだなという印象でした。
- 評価者側もちゃんと事前にインプットする必要があったりするので、そこらへんにも取り組む部分は取り組んでいらっしゃるということなので、見る側も見られる側もお互いにいい刺激になる制度だなとしみじみ思いました。
- 羨ましいし、こういう制度設計に回れる立場になったらエッセンスを取り入れて行きたいなと思いました。