コード日進月歩

しんくうの技術的な小話、メモ、つれづれ、など

RFC と Internet Draftの関連性にかんしてざっくりまとめる

どういう流れなのか整理する

そもそも RFC(Request For Comment)とInternetDraftとは

直訳すると「コメントを求める」という意味だったが、様々な経緯を経て現在ではIETFの文書シリーズとしての名前として定着している。RFCはインターネットにまつわる様々な仕様やルール群が定義されているが、そのRFCに至る前までの文章がInternetDraftとなる。

Internet DraftからRFCとなるまでの工程

大きく以下のような流れになる

  1. InternetDraftは個人からの場合は Individual DraftIETF内のワーキンググループからあげられる場合は Working Group Draft として出される
  2. 6ヶ月以内に更新か、削除かの判断がされる(個人からの提案でワーキンググループがない場合はワーキンググループが作られるところから
  3. ワーキンググループで合意が取れると、WorkingGroupのLastCallが実施され、IETFの標準化プロセスを担うグループであるIESGの評価を受ける
  4. IESGのOKが出れば、最後にIESGのLastCallが実施され、何も問題がなければRFCとなる。

また、RFCには大きく2つにわけられる

  • 標準化を行うもの
  • そうではないもの(歴史的な情報やベストプラクティスの情報)

前者の場合、RFCになったら終了、というわけではなく「Proposed Standard(標準化への提唱)」という広く意見を募集するフェーズを経てから標準化される。

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