Kaigi on Rails 2025に参加してきたので、見た登壇に関しての感想&メモです。
各発表の感想
dynamic!
はてなブログに投稿しました
— MOROHASHI Kyosuke (@moro) 2025年10月6日
Kaigi on Rails 2025で「dynamic!」という基調講演をしました - moroのブログ https://t.co/TUOwgZPDOr#はてなブログ #kaigionrails
感想
- "動的"に関することをテーマにした発表
- Rubyとしての話、Railsとしての話、開発の話とすべてにおいて"動的"というテーマで結んでくれる話はとてもよかったです。
- irbの使い心地に感動した話はめちゃくちゃ共感度が高かったです
- すべてはアジャイルソフトウェア宣言に戻っていく話など、一周回っているからこそ出てくる味のようなものを感じる話でした。
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高度なUI/UXこそHotwireで作ろう
スライドへのリンクはこちらhttps://t.co/Za3quAVLNS
— Naofumi Kagami - 🇵🇸 lives matter (@naofumi) 2025年9月26日
感想
- Reactができた経緯をたどりながら、HotwireとReactを比較しつつHotwireでもかなりのことができることの話
- 既存のプラグインもHotwireでとりこむ手法もあるのはあまり知らなかったので学び
- Railsを使っているけど、Reactを一部取り込もうか悩んでいる人は1回見るとよさそうな話でした。
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そのpreloadは必要?──見過ごされたpreloadが技術的負債として爆発した日
昨日の「そのpreloadは必要?見過ごされたpreloadが技術的負債として爆発した日」の資料です!
— むぎ (@mugi_1359) 2025年9月27日
ありがとうございました!!https://t.co/Cx79K8nM1n#kaigionrails #kaigionrails_red
感想
- N+1を防ぐためのpreloadを使った際の落とし穴の話
- preloadを使うのは定石だが、ちゃんと使いどころを考えないとよくないことが起きる事例として、とても学びがある話だったと思う。
- なんでもできるオブジェクトを作ろうとすると起きがちなので気をつけたい
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Railsアプリケーション開発者のためのブックガイド
#kaigionrails 昨日の発表「Railsアプリケーション開発者のためのブックガイド」の発表資料(の修正版)です https://t.co/qdDgmYMLvO
— Masayoshi Takahashi (@takahashim) 2025年9月27日
感想
- Webアプリケーションを作るうえでの血肉になる書籍の紹介
- 「チームが変わっても一貫したものを作る柱として文化が必要」「ドキュメントは時間を超える」など染み入るフレーズが多かったです。
- 自分も読んだことのない書籍もあったので、積めるものは積んでいきたいなと思いました。
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Web Componentsで実現する Hotwire とフロントエンドフレームワークの橋渡し
Hall Blue で 15:45 〜から Web Components の話をします!
— daichi (@da1chi24) 2025年9月26日
スライド資料はこちらです!https://t.co/XcGc9o9DPr
#kaigionrails #kaigionrails_blue
感想
- Angularのコンポーネントをラッピングして使うためにWebComponentを使った事例の話
- WebComponentを使うと良くも悪くも外界と遮断しやすいのでなるほどなーと思って聞いていました。
- 実際のレンダリング速度がどうなるかは気になりつつも、手法としては知っておいて損はなさそうでした。
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5年間のFintech × Rails実践に学ぶ - 基本に忠実な運用で築く高信頼性システム
本日16:10からの「5年間のFintech × Rails実践に学ぶ - 基本に忠実な運用で築く高信頼性システム」スライドはこちらです。
— ohbarye (@ohbarye) 2025年9月26日
会場前方が見づらい場合はお手元でどうぞ!https://t.co/CbyXAwasMl#kaigionrails #kaigionrails_red
感想
- 社内の運用事例大紹介、のような発表
- 日々の運用で手が届かないところの改善ができていてすごくいい環境だなと感じました。
- 同時にこれらの運用の解決策は割と環境によっても変わるので、事例としてもとてもいい話でした。
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2分台で1500examples完走!爆速CIを支える環境構築術
昨日の登壇資料をアップロードしました。https://t.co/4LMwTJAgFF#kaigionrails
— Hayato OKUMOTO (@falcon_8823) 2025年9月27日
感想
- いろいろなテクニックでCIの時間を短くする話
- 並列化の過程などはなるほどと思いつつ、最後は物理だったのはちょっと意外でした
- ネタ的な部分もありつつもクラウドよりも物理の話はときたま聞くので、考えさせられる部分はありました。
関連リンク
- GitHub - KnapsackPro/knapsack_pro-ruby: Knapsack Pro gem splits tests across parallel CI nodes and makes sure that tests run in optimal time
- GitHub Actions による RSpec の時間を半分以上短縮した話 - Speaker Deck
- CircleCI上のRSpecによるテスト実行時間を25min -> 12minに短縮する技術 - ANDPAD Tech Blog
Railsによる人工的「設計」入門
先程のトーク “Railsによる人工的「設計」入門” の資料を公開しました。ありがとうございました! https://t.co/ZTX0gAHFE7 #kaigionrails
— Yasuko Ohba (大場寧子) (@nay3) 2025年9月26日
感想
- 教わる側の世界観を通じて設計のノウハウを継承するための話
- 初学者の解像度が高く、なるほどこういう発想になるのかという学びが多かったです。
- 個人的には、キャリアの初期に画面遷移図からアプリケーションを作ることが多かったので、設計が身につきやすかったのかもしれないなどしみじみ思いました。
関連リンク
- 万葉のRails新人研修のコードレビューコメントを分析してみました - Speaker Deck
- 『良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門』を一歩深める読み方 / deepen good code bad code - Speaker Deck
今改めてServiceクラスについて考える 〜あるRails開発者の10年〜
昨日の登壇資料です。終わってすぐに懇親会に移動してしまい、帰宅後も結構疲労してたのですぐ寝てしまったので共有が遅くなりました。https://t.co/GjOR9XpRcc#kaigionrails
— joker1007 (アルフォートおじさん) (@joker1007) 2025年9月27日
感想
- Serviceクラスの成り立ちと現在の向き合い方に関する話。
- 個人的にはもととなったQiitaの記事を見てServiceクラスを作ったりしていた時代を経験しているので色々心打たれるものがあった
- DDD文脈がわからないと理解できないかも、とも思いつつ良い資料だったので折を見て見直したい
関連リンク
- 俺が悪かった。素直に間違いを認めるから、もうサービスクラスとか作るのは止めてくれ #Ruby - Qiita
- Service Objectがアンチパターンである理由とよりよい代替手段(翻訳)|TechRacho by BPS株式会社
2重リクエスト攻略HANDBOOK
今日の発表資料です!発表後にいただいたコメント反映させたのでちょっと発表中と変わってます〜
— 三谷 昌平 | SmartBank (@shohei1913) 2025年9月27日
業務で「どうしよう」となった時にぜひ見返してください!https://t.co/1ieZ5BSJyQ#kaigionrails_red #kaigionrails
感想
- 2重リクエスト防止に関するパターン集
- すぐに思いつくものから、HTTPの仕様的なものまで話していたので何かあったときに見返したい資料でした。
- 取捨選択のパターンも話されていて、とてもよい発表でした。
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全体を通しての感想
- 1日目はかなり自由時間があったので、色々見て回ったりしましたが、2日目は自社のブースにいたので発表はあまりみてませんでした。
- moroさんとjokerさんの話が本当に良くて、1日目だけでもすごくいいものが見れたなという気持ちになりました。
- 最近正しくRailsを使える場面がないので、得たものをうまく咀嚼しつつ取り組んでいければなと思っています。