この記事は SHIROBAKO Advent Calendar 2020 20日目の記事です。
(リアルタイム更新失敗したのでクリスマスまでにかきあげました。。大変失礼しました。。)
2018年に関しては高梨太郎のダメっぷり反面教師の話をしましたが、今回は劇場版の瀬川さんから「厳しい先輩の裏側」を感じたので書いてみます。
TV版の瀬川さんから見るベテラン感
これは以前のSHIROBAKO AdventCalendarでKoniferさんがまとめていただいているのですが瀬川さんは各シーンでベテランならではの風格を見せます
参考:フリーランスアニメーター 瀬川美里 - Konifar's WIP
全体を通して言えることとすれば
- 仕事を請け負う立場としてお茶を濁さず、しっかりとものを言う
- プロとしてのクオリティ担保のための発言をする。
劇場版でみせた弱い部分
タイマスをベースにSIVAを作りあげることになり、タイマス製作時のスタッフが集まっていく過程で瀬川さんが遠藤さんを説得しにゲーセンに行く…が、仕事をしなくなっている遠藤さんに対して厳しい言葉をかけてしまい、口喧嘩をして別れてしまう。そして説得失敗した宮森にポロリと一言。
「私、正論ばっか言って相手を追い詰めるって注意されたのに…」
強い人も落ちこむときはある
おそらく宮森からも「瀬川さんならきっと遠藤さんを説得できると思うんです」のようにお願いされたであろうことなのに、怒らせる展開になり、TVシリーズではあまり見せなかったレベルで瀬川さんの落ち込む。
強くて、正しいことを言って、プロとしてカッコいい姿を見せてきた瀬川さんが落ち込むという展開が当たり前の話である「強い人でも落ち込むことがある」という側面を見せられた。
そこから学ぶこと
強い先輩も泣きたくなるときはある
普通の世界においても強い言葉を使ってプロジェクトを引っ張る人や、正論並べてぐうの音もでない仕事の進め方をする人もいる。
そういう人は「きっと強いひとだから」とどんなことでも耐えぬける、または強い言葉を浴びせても大丈夫、とは限らない。人知れず泣いている瞬間というのはあるはず
バチバチやりたくなっても落ち着くこと
「言葉として強い正論を言う人だから、同じぐらい強い言葉を使って返していい」みたいなことや、ややもすれば「この人は強い言葉を使う人だから人の心がわからない人なんだ」のように思う場面というのはあるかもしれない。でもそういう人こそ自分の強すぎる言葉の使い方に落ち込んでしまったり、人知れず泣いたりしていることもある。もしそういう人にであったときは強いひとは弱い面もあったりすることがあることを思い浮かべつつ落ち着いて接するといいのかもしれない、と劇場版の瀬川さんから思いをはせたのでした。