コード日進月歩

しんくうの技術的な小話、メモ、つれづれ、など

ある事柄についてみんなでどう思っているかを指で表現する『ファイブフィンガー』についてざっとまとめる

書籍カイゼンジャーニーにて紹介されていたテクニックを自分なりに咀嚼し直してみる。

「ファイブフィンガー」とは

チーム内での問題を見つけ出すために、ある事柄において個人個人がどう思っているかを5本の指で表現する手法。

取り組みの良し悪しなどに関して質問を投げかけて考えてもらう。個々人の考え化がまとまるのを待ってから指の本数で状況を表してもらう、本数の意味合いとしては…

  • 5本:とてもうまくやれている
  • 4本:うまくやれている 
  • 3本:可もなく不可もなく
  • 2本:少し不安
  • 1本:全く駄目

というような形で3本が真ん中に来るような5段階評定で意思表示をする。

意思表示が終わったら本数の少ないメンバーから話を聞いていく。

効果

  • 本数の少ないメンバーは少なからず問題に感じているので、それに対してスポットライトをあてて話す機会をつくることができる
  • 逆に本数の多いメンバーは本数の少ない人をカバーできるアイデアを持っているかもしれないのでそこですぐに解決することができるかもしれない

注意点

  • 問題を見つけ出す場で、誰かを吊るしあげる場ではないのでネガティブなことを言うメンバーを咎めるようなことがないような場作りが大事
  • コミュニケーションの活発化が目的なので、リーダーなどはそこらへんを促進できる動きをできるとよい

個人的なコメント

プランニングポーカーの工数のすり合わせ機能を抽出したものな気がして、その事柄に関して問題と思ってない人と思っている人で何が違うのかを埋めることで知識をすり合わせれば解決する問題は解決に導き、全員が問題に思っていることはみんなで意識をそこに向けられる良い手法だなと思いました。

参考リンク

出典元

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで